問題詳情

請依下文回答第 5 題至第 7 題: よく日本人は「本音」と「建前」が違うので、わかりにくいと外国人から言われる。日本人の女性をお茶に誘ったら、「また、今度…(誘ってください)」と言われ、次に誘ったら、いやな顔をされたというのはよく聞く話だ。はっきりダメだと言えないことが問題なのではなく、本音と反対の言葉を発することが問題なのである。それが日本人の間では常識になっていて、相手にとっては「うそ」を言っていることになること自覚していない。特に「イエス=はい」、「ノー=いいえ」をはっきり答える欧米人には理解しがたいことだろう。 「本音」に対して、「本心」という言葉がある。「本音」があくまでも「建前」と対になった言葉であり、「『本音』を隠す」とか「とうとう『本音』を吐いた」とかマイナスのイメージを持つことが多いのに対し、こちらは、「あえて厳しい態度をとった父の『本心』を子供は理解していた」などと、ある言動をとった人の本当の気持ちという意味で、特別な意味はない。 つまり、「本音」には、本当のことを言えない、言ってはいけないという規制の意識があって、日本人の心を屈折させていると言える。ここが外国人にはわかりにくいのである。が、例えば、戦争に負けた日本がアメリカに占領されていたことのことを考えるといいだろう。負けた国の国民は勝った国に対して言いたいことを言えなくなるものだ。それは誰も否定しないだろう。そんな屈折した心性を日本人は歴史の中でずつと抱えてきたのだといえよう。
5 筆者は、本音と建前が違うことについて、何が問題だと言っているか。
(A)欧米人に対して失礼であること
(B)はっきり断ることができないこと
(C)自分のうそに気付いていないこと
(D)日本人の常識は信用できないこと

參考答案

答案:C
難度:適中0.5
統計:A(0),B(0),C(0),D(0),E(0)

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