問題詳情

19 世紀、古代オリンピックに興味を持った一人のフランス人青年が近代オリンピックの復興を夢みていた。その名は、ピエール・ド・クーベルタン。彼はパリのソルボンヌ大学のスポーツ記念式典で、オリンピック復活を提唱したが、それは 1896 年に、アテネで現実のものとなった。近代オリンピック第 1 回大会である。4 年に一度のオリンピックは、二度の世界大戦で三つの大会が中止になったが、現在までスポーツの祭典として続けられている。本来なら「アマチュアスポーツの祭典」と言いたいところだが、クーベルタン (76) 復興された近代オリンピックは、第二次世界大戦後、大きく変わっていく。大戦後、世界は東西に二分されたが、その結果、東側の諸国による、国家(77)まる抱えで養成された選手たちがオリンピックに参加し、優秀な成績を収めていくようになる。オリンピックのアマチュアリズムは崩壊し、 (78) 、IOC(国際オリンピック委員会)は、1973 年のオリンピック会議で、「オリンピック憲章」から″アマチュア″の語を消したのである。そして 1964 年の東京オリンピックから、オリンピックは巨大化の道を歩み始めた。この年のオリンピックから、通信衛星を利用してのテレビの実況放送が実現し、地球の裏側にいても、オリンピックをリアルタイムで見ることができるようになった。このテレビの技術革新は、さきにも触れたように、放映権を (79) 、一層オリンピックの巨大化、商業化に拍車をかけ、今日に至ったのである。
76 (76)に入れるもっとも適当な言葉はどれか。
(A)について
(B)に対して
(C)にとって
(D)によって

參考答案

答案:D
難度:適中0.5
統計:A(0),B(0),C(0),D(0),E(0)

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